滝藤賢一(たきとう・けんいち)/ 1976年、愛知県生まれ。98年、俳優養成所「無名塾」に入り、舞台を中心に活躍。映画「クライマーズ・ハイ」(2008年)で脚光を浴びる。以降も、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10年)や連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12年)、「半沢直樹」(13年)などで話題に。現在公開中の映画「極主夫道
滝藤賢一(たきとう・けんいち)/ 1976年、愛知県生まれ。98年、俳優養成所「無名塾」に入り、舞台を中心に活躍。映画「クライマーズ・ハイ」(2008年)で脚光を浴びる。以降も、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10年)や連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12年)、「半沢直樹」(13年)などで話題に。現在公開中の映画「極主夫道 ザ・シネマ」にも出演。洋服好きでも知られ、著書に『服と賢一』(主婦と生活社)がある。芸能界きっての植物マニアでもある(撮影:写真映像部・戸嶋日菜乃 編集協力:一木俊雄 ヘアメイク:那須野詞)

滝藤:興味ないので、特に何も言いません。

林:植物に水をやったりしながらセリフを頭の中で反復したりするんですか。

滝藤:それをやってたんですけど、何かをやりながらではセリフは入らないですね。植物に何時間か費やしたら、パッと切り替えて覚えます。

林:そうですか。

滝藤:あとはとにかくいい睡眠をとるようにしてます。朝20分くらい太陽を浴びて、一日をスタートする。いまは5、6時間睡眠がとれるんで、それを大事にしてます。セリフを覚えるというより、そちらのほうを大事にしてますね。そうすればセリフは入ります。

林:師匠の仲代さんは、お年でセリフを覚えられなくなって、紙に書いて壁に貼ってるとおっしゃってましたよ。

滝藤:無名塾に入ったころは、僕らがベニヤ板にセリフを書いてました。僕も何かで拝見しましたが、懐中電灯を照らして覚えてらっしゃいましたね。あの鬼気迫る表情が忘れられませんよ(笑)。

>>【前編】滝藤賢一「探偵が早すぎる」のアドリブ事情 ほぼ編集でなくなって……

>>【後編】滝藤賢一、撮影現場に子どもを連れて行くことも 家族を大事にする父親ぶり

(構成/本誌・唐澤俊介 編集協力/一木俊雄)

週刊朝日  2022年6月17日号より抜粋

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