夜は早めに寝て6時半に起床し、
「朝の清々しい気分の中、長文を必ずひとつ読むと決め、毎日やっていました。苦手なものは後回しにしてしまいがちですけど、朝のうちにやってしまえば、その後は気持ち的にも楽ですし。少しでもいいから、毎日取り組むことが大事です」
大学に入ってやりたいことが明確にあったことも、受験勉強にはよかったと語る。畠山さんは「世界各地を自分の目で見て回りたい」という願望が強かった。
「高校時代に通っていた予備校の世界史の先生が海外旅行好きで、いろいろ旅行のツアーを企画していたんです。私も大学に入ってそのツアーに参加したい。それをモチベーションにして勉強を頑張りました」
大学入学後、アルバイトで貯めた金は旅費に変わる。一生に一度は行きたいと願っていたマチュピチュにも行くことができた。現地に自分の足で立ち遺跡を目の当たりにしたときは、ほんとうに感動したという。
「学問に限らず、大学で何をやりたいのか。どんな学生生活を送りたいのかを考えましょう。やりたいことをイメージすると、受験勉強のモチベーションを高く保てます」
(取材・文/本誌・菊地武顕)
※週刊朝日 2022年6月17日号
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