<仕事をしながらプチエクササイズ>
猫背は老けて見える原因に。背筋力も低下してしまいます。「普段から意識して背筋を伸ばすようにしていると筋肉が締まってきますよ」。通勤時や勤務中の動作も、筋肉を意識して緊張させることで、立派なエクササイズに変えられます。たとえば、イスに座っている時は、背筋を伸ばし、意識的に下腹をへこませるように緊張させます。背筋やインナーマッスルが鍛えられ、腰痛予防にも。エスカレーター、エレベーターは使わず階段が基本。脚を通常より高く上げると、インナーマッスルが鍛えられ、下腹もすっきり。
<お腹がすいたらナッツを食べる>
「ナッツや玄米フレークを常に携帯しています」。お腹がすいた時の間食としてや、夜の会食前につまんで血糖値の急上昇を防いでいるそうです。ナッツの中でもおすすめは、いま話題のn-3系脂肪酸が豊富なくるみ。間食でも体が喜ぶ栄養素をしっかり摂るのがポイント!
■質のよい睡眠がダイエットを成功に導く
睡眠不足になると、ホルモンの分泌が乱れて肥満や糖尿病のリスクが高まるなど、心身に様々な悪影響があることが明らかになっています。成長ホルモンの分泌も減るため、新陳代謝の低下や、太りやすさを招き、ダイエットの強敵となります。ただし、睡眠時間は長ければ長いほどよいかといえば、そうでもありません。
「今は、睡眠は長さではなく質が重要といわれています。質のよい睡眠は、ダイエットの強い味方になってくれますよ」
夜は、よい睡眠のためのウォーミングアップの時間と考え、睡眠に悪影響を及ぼすブルーライトをシャットアウトするなど意識するようにしましょう。
■教えて!日比野先生の「夜」の習慣
<夕食には体を温めるスープなどを>
赤ちゃんが眠くなると手足が温かくなるのは、手や足先の皮膚表面から体温を放出しているため。そうして深部体温を下げることで眠りにつくのです。夕食で体を温めてあげると、熱放散がスムーズで寝つきもよくなります。おすすめは温かいスープ。「冷蔵庫に残っている野菜をスープ仕立てにするとおいしくいただけますよ」。夕食は寝る2時間前までに済ませ、消化のよい物を選ぶのも大事なポイントです。