40年ほど前、写真家・潮田登久子さんが結婚して住み始めたのは「旧尾崎行雄邸」(東京都世田谷区)として知られる洋館の1室でした。「天井は3メートル以上あって、真四角の、さいころみたいな部屋でした。大きな窓からはお寺の森の景色が見えて、とてもゆったりした気持ちになれた」と、潮田さんは振り返ります。写真に写るのは、食事を終えた皿や、衣類の山、使い古したガスコンロ、そして夫や娘の姿など、日常の断片。そんな潮田さんの作品を紹介します。
19世紀の写真技法「ダゲレオタイプ」を探究する孤高の写真家・新井卓
40年ほど前、写真家・潮田登久子さんが結婚して住み始めたのは「旧尾崎行雄邸」(東京都世田谷区)として知られる洋館の1室でした。「天井は3メートル以上あって、真四角の、さいころみたいな部屋でした。大きな窓からはお寺の森の景色が見えて、とてもゆったりした気持ちになれた」と、潮田さんは振り返ります。写真に写るのは、食事を終えた皿や、衣類の山、使い古したガスコンロ、そして夫や娘の姿など、日常の断片。そんな潮田さんの作品を紹介します。