――「動物愛護管理法の虐待にあたるのではないか」という指摘があります。
S社長 残虐な方法で解体したりすればまずいと思いますが、あくまでも教育目的で食べたいと考えています。その辺りは顧問弁護士と相談して進めていきます。注目を浴びてPVを増やすのではなく、「フードロスをなくす」というメッセージをあくまでも伝えていきたいです。
――食べるときはどうやって食べるつもりですか。
A 個人的にトンカツが好きですね。ですが、姿がわからなくなってしまうので、丸焼きがいいと思っています。そちらのほうが本当に食に感謝でき視聴者にも伝わると思っています。
――昨年話題になった「100日後に死ぬワニ」の影響は?
S社長 あれはタイトルが秀逸だと思いました。私も98日後くらいに「どうなるんだろう」と関心を持ったんです。かわいいミニブタの動画だけではより多くの人に関心を持ってもらえませんから、そこで「100日後」の発想をお借りすることにしました。
――「100日後」のあとに何か計画していることはありますか。
S社長 いまのところは考えていないですね。ただ、「缶バッチをつくらないか?」など商品化の営業は来ています。それで儲けたいわけではないので、特に具体的な話は進んでいません。
――映画化など大手広告代理店から話はないですか。
S社長 現時点ではないですね。話が来たときは考えます。
4日昼時点で10日目の動画が投稿されている。本当に食べるのか、飼い主らの心も揺れているようだ。90日後、どのような判断が下されるのか。
(AERAdot.編集部 吉崎洋夫)