写真はイメージ(GettyImages)
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■ふつうの会社員でも10年あれば、気づいたときには1億円!

 小型株は伸びしろが大きいわりに、目をつけている投資家が少ない。それだけに、株価が何倍にも伸びる可能性をふんだんに秘めている。大学時代に投資を始めた著者は、6~7年後に資産1億円を達成。いまでは1銘柄だけでも億単位のリターンを得ている。10万円から株式投資をスタートしたとしても、収入から生活費を除いた分を追加して投資額を増やしていけば、1年で資産100万~200万円は十分目狙える。

 すると銘柄の選択肢が広がり、資産を急角度で増やせる可能性がアップ。
資産1000万円くらいで壁にぶつかりがちだが、この壁を突破すれば10万円を100万円、100万円を1000万円に増やした感覚で“億り人”に近づける。

 ベストセラー『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』の刊行から1年。『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル』として、小型株集中投資のテクニックを全公開!

お金と時間、どっちが大事?

「時は金なり」といいますが、正しくは「時は命なり」だと私は思っています。

 なぜなら、私たちの人生は時間でできているからです。

 私に言わせれば、時間を使うということは、自分の命を削って使っているということなのです。

大きな財産を築いた成功者の多くは、お金よりも時間を大切にしています。

 そのため、「時間を使ってお金を節約する」より「お金を使って時間を節約する」ほうを選びます。

 たとえば、ある目的地への行き方を選ぶとします。

1.歩けば20分かかるけどタダで行ける
2.タクシーに乗れば5分で着くけど1000円かかる

 これは15分という時間を1000円で買うかどうか、という選択になります。

 自分の時給が4000円以上であれば、タクシーに乗ることが経済的に合理的な判断となります。

 逆に自分の時給が4000円未満であれば、歩いていくことが経済的に合理的な判断となります。

 もちろん、実際には雨が降っているからタクシーに乗るとか、待ち合わせ時間まで余裕があるし、運動不足解消に歩こうとか、外部的な要因が複数絡んでくるので、全てにおいて経済的合理性に基づく判断はできません。

 それでも、この考え方を知っておいて損はありません。

 私はよく「3年後に死ぬとしたら何をしますか?」という質問をします。

 その答えが「とりあえず今の仕事を辞める」という人が多いのですが、人生(時間)の無駄遣いをしている可能性が高いです。

 こういう人は、今の環境から抜け出すことを真剣に考えたほうが良いでしょう。

 人間の死亡率は100%、いつか必ず死にます。

 今の20~30歳代からすると、自分が死ぬのは平均寿命からすると40年後とか50年後とかの話なので、あまり考える機会がないかもしれませんが、50年後に死ぬことも3年後に死ぬことも、時間の長さが違うだけで本質的には同じことなのです。

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