実際、大日野さんは在宅での仕事が基本なので、仕事の合間にすることもある。ここ数カ月、運動不足の人も多いだろう。同じ姿勢でいると体が凝り固まり、頭痛、肩こりなどを引き起こす。普段の生活にもヨガのポーズは取り入れることができるので、大日野さんに、オリジナルのやり方をいくつか教えてもらった。
・洗濯物をたたむついでに開脚&ねじりポーズ
(1)息を吸いながら、背筋を伸ばす。つま先は立てる。
(2)背筋を伸ばしたまま、気を吐きながら腰からねじる。
・赤ちゃんをあやしながら、獅子のポーズ
(1)腰を立て、前かがみで座る。背筋を伸ばし、お尻の穴を上に向けるイメージで。
(2)顔を中心に寄せるイメージで、息を吸いながら顔をグシャッとする。
(3)目線は上、思いきり口を開け、息を吐きながら舌を出す。
・落ち込んだら、キャットストレッチ
(1)息を吐きながら背中を丸める。
(2)思いきり息を吸い、体を反らす。
(3)息を吐きながら背中を丸める。
■自分の体と心に向き合い、生活を整えよう
家ヨガは、やる気になった時だけでいいという。大日野さんも自分に強要はしていない。
ヨガをして、クリーンな頭と心で1日を始められる。「これ以上の幸せってあるのかな?」と思うそうだ。朝、パッと起きられる、ゴミ出しができる、自分からあいさつができる、同居する家族や飼い猫とも、機嫌よく接することができる。そんなとき、「あ~、気持ちいい!」と幸福感を感じるという。
えたいの知れないウイルスが蔓延し、日常生活が足元からぐらついている。そんな今だからこそ、自分の体と心に向き合って、生活を整えたい。ヨガは救世主になるかもしれない。(マンガ/大日野カルコ、取材・文/スローマリッジ取材班・時政美由紀)