東海道本線と宇都宮線(東北本線)を直通する上野東京ラインは、2015年3月に運転を開始した (C)朝日新聞社
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東海道本線と宇都宮線(東北本線)を直通する上野東京ラインは、2015年3月に運転を開始した (C)朝日新聞社

【第2位】熱海発18:53→黒磯着23:09/268.1km(1644E)/上野東京ライン(東海道・東北本線)[参考同順:黒磯発6:52→熱海着11:32/1545E(土休日運転)]/同上  

 第2位の熱海発黒磯行き“上野東京ライン”は純然たる「各駅停車」で、運転時間は第1位列車よりこちらのほうが長い。この列車を筆頭に、二大幹線を直通する上野東京ラインと湘南新宿ラインは長距離普通列車の宝庫となっている。  

 特筆したいのは2階建てグリーン車が連結されていることで、快適なリクライニングシートで首都圏縦断ルートが楽しめる。首都圏エリアの普通列車自由席グリーン料金の51km以上は980円(土休日は780円。いずれも事前購入料金で、車内精算の場合は260円増し)と割安なのもうれしく、「18きっぷ」旅オススメのオプションといえるだろう。

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北海道名物の長距離鈍行がやっと登場