片づけは最高のコミュニケーション

 片づけは「コミュニケーションツール」です。焦らず、親と話しながら進めていきましょう。

 親にやる気を出してもらうためには、うまくいった話をするとよいでしょう。まずは自分が実家に残してきた荷物を片づけ、周りの人もこんなふうに片づけて、すごく楽に暮らしているよ、という話をするといいですね。

 また親の思い出話を聞くのもおすすめです。思い出を話し切ったら、けっこうあっさり手放せることが多いのです。特に親自身が持っている遺品などがそうですね。思いのバトンが手渡せるという感じです。

 とはいえ実家で暮らすのは親ですから、親の気持ちを優先させることが何よりも大切です。親がやる気にならないときに無理強いするのは禁物と知っておきましょう。

(構成=池田純子)

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西崎彩智

西崎彩智

西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクト?」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等で講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。公式サイトはこちら

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