「生クリームって高いし、常備されている家庭は少ないと思うので使っていませんが、それでも麺の予熱で卵が半熟に仕上がってとても美味しいですよ。2人分を作るならすべて倍の量にして、加熱時間を3~4分程度長くして茹で具合を見て加減してください」(リュウジさん)
■そうめん月見ダレ
ヘビロテの冷やしそうめんも、ひと工夫するだけでと絶品だそう。作り方は、お好みのめんつゆに卵黄を落とす。それだけ!
「卵黄を崩しながら食べると美味しいんです。ゆつにワサビを溶かしておくのがオススメですが、ラー油やごま油でもいいですよ」(リュウジさん)
■ポパイ丼
「栄養を考えるならこれ!」とオススメしてくれたのは、名付けてポパイ丼。
ベーコン(60g)をバター(10g)で炒め、3センチ幅に切ったほうれん草(半袋)を投入し、コンソメ(小さじ半分)、醤油(小さじ1)、胡椒で味付け。ご飯に盛って目玉焼きをのせる。これも簡単。
もともと料理好きだったリュウジさんがツイッターで爆速レシピを公開するようになったのは昨年2月。覚書きのつもりで始めたが既にフォロワーは21万人を超え、バズったレシピを集めた本の第二弾『麺・丼・おかずの爆速バズレシピ101』を今年7月に出版した。爆速と身近な材料にこだわるのは理由がある。
「ツイッターでいろんなコメントをいただきますが、みなさん、かなり料理に悩んでいるんだなと感じます。とにかく忙しいからパパっとできて、コストがかからないものがいい。僕自身も福祉関係のサラリーマンだったので仕事から遅く帰ったら、外食はしたくないし、好きなものをサッと作って食べて早く眠りたいと思っていました。だからレシピは冷蔵庫の余り物やコンビニで売っているもので作れるように意識しています。疲れていても時間が無くても、自分の好きなものを食べることってやっぱり嬉しいし、大事だと思うんです。そのお手伝いができたらいいなと思っています」
今回紹介したレシピ以外にも、ツイッターには「無限キャベツ」や「火を使わないチャーハン」など悩める主婦らを救うレシピやアイデアが満載。これを夏休み戦争をともに乗り越えよう。(AERA dot.編集部・金城珠代)