私と娘はが大好きです。特に娘はプレゼントは何がいい?と聞くと、必ず「猫!!」と言うほどでした。しかし主人は動物が苦手なため、飼えませんでした。

 娘が高校卒業目前の3年前、主人が「一緒に行ってほしい所がある」と言いだしました。
 行き先は動物愛護センター。娘が進学で家を出るというのに、今ごろ?と思いましたが、主人と私でセンターの研修を受け、家族で何度も足を運んで相談を重ね、そこの猫をゆずり受けることを決めました。

 ただ、なかなかどの猫をもらうかが決まりません。しかし、私が一人で出かけて行ったある日、運命の出会いがありました。

 生まれたばかりの3きょうだいが保護されていて、そのうち2匹はもらい手が決まっていました。ところが、1匹残った雄猫は私が昔飼っていた白猫にそっくり。すぐに家族に相談して引き取ることに決めました。

 センターの職員の方には、「この猫は目の色が左右で違うオッドアイだから、きっと幸せを運んでくれますよ」と言われました。私も、それはきっと本当だろうと思いました。

 ライオンみたくやんちゃだったので、名前はラテン語でライオンを意味する「レオ」にしました。とにかくレオ(写真)はパワフルでワイルド系、その上かまってちゃん。甘えん坊で、いつも自分に注目してという仕草も多くて、そこがたまらなくいとしいんです。

 レオが来てから、認知症の義母もレオの世話を手伝ってくれ、症状がだいぶ改善されたように思います。認知症にも猫効果ってあるんですね!

 レオとの出会いは偶然なのか必然なのかは「?」ですが、家族全員が癒やされ、幸せになっている。本当に出会えて、一緒にいられてありがとう!

(権田恵子さん 新潟県/64歳/パート)

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