子育ての90%は、「自信育て」に左右されるといっても過言ではありません。
2種類の自信、「根拠のない自信」「根拠のある自信」
では、具体的に自信を育てるとはどういうことなのでしょうか。
そもそも自信とは、2つに分けられます。
一つが、「根拠のない自信」。
もう一つが、「根拠のある自信」です。
「根拠のない自信」とは「自分は親に愛されている」「自分は親から受け入れられている」「親から大切にされている」という自信であり、「自分は価値がある人間だ」と子どもが自分の存在を心から信じている状態です。
この「根拠のない自信」は「100%親から与えられるもの」です。子どもがいくら努力しても手に入れることはできません。子ども時代に親からかわいがられ、大切にされ、愛情をたっぷりもらうことでのみ得られる自信なのです。「根拠のない自信」はすべての土台になります。ここが大きく安定していれば、その上に積み上げていく勉強、習い事、人付き合い、あらゆることがうまくいくようになります。
反対に「根拠のない自信」が小さく不安定だと、その上に積み上げていく勉強や習い事も、うまくいかなくなります。
困難があった時に挫折しやすく、プレッシャーにつぶされてしまう可能性が高くなってしまうのです。
一方、「根拠のある自信」とは、子どもが自分自身の力で獲得するもの。
たとえばスポーツ、音楽コンテスト、発表会に出て人前でダンスや演劇を披露したりと、競争にもまれながら一つのことを継続していくことで得られる自信です。
親は、子どもが「根拠のある自信」を獲得していくために精一杯のフォローをしていくことが重要になります。