
意識を失った一件から片づける決心をしたものの、どこから手をつければいいのかわかりません。家庭力アッププロジェクト®を知ったのは、スマホでSNSを見ているときでした。
「最初は『45日間でこの家が片づくわけがない』って思ったんです。でも、話を聞くうちに、どこかでやらなきゃいけないよなと思って参加することにしました」
彼女が「ゴミ屋敷状態」と言うように、家の中はテーブルの上から床までモノでいっぱい。片づけ方もわからない彼女は、とにかくプロジェクトで聞いたとおり、素直に行動することにしました。
まずは不用品を家から出します。1日でゴミ袋13個の不要物が出たのに、翌日も10個以上出る。毎日大量のゴミが出てきました。
「ゴミを出すのに本当に疲れました。家がきれいになったら、もう二度とこんなことにはならないようにしようと思いましたね」
子どもたちのモノも家に残っていましたが、マンガ雑誌など明らかに不要なモノは電話で確認してからどんどんゴミとして出します。
片づけを進めていくと、「自分は片づけができない」という思い込みがなくなり、「やればできる」と自信につながっていくのを感じました。
また、家庭力アッププロジェクト®は、片づけられない悩みを持つ仲間と一緒に片づけるので、その存在も励みになりました。
「『こんなにゴミが出たよー』とか『こんなにきれいになったよー』と報告すると、みんな『すごいねー!』ってほめてくれるんですよ。それがもう楽しくなっちゃって」
仲間たちと早朝の時間を使って片づけをする“朝活”や、仕事終わりの夜の時間で片づけを着々と進めました。不用品がなくなり、モノの定位置が決まると、家の中は見違えるように変わります。
「45日間で片づけるのは無理」と思っていたのに、気づけばキッチンもリビングもダイニングもスッキリと片づけられました。