
──役の話が出ましたが、ヒルとマーチさん、ジュンジと向井さん、お互いの共通点と相違点は?
向井:そうね。ヒルとマーチくんは、たぶん、根は一緒やと思うねん。マーチくんはかっこいいんやけど、めちゃめちゃバラエティーの人なの。すごくしゃべり上手だし、すごい愛もある。ヒルもそう。でも、ヒルはちょっと内向的やけど、マーチくんはアウトプットする人だから、そこは逆かもしれんよね。
──向井さんとも似ていますね?
向井:そうやね。一人いると、現場が明るくなる存在。マーチくんはまわりに対する察知能力が高いの。敏感だから、本当にいろいろとスムーズになる。
マーチ:康二もだよね。ジュンジは物静かで、自分の気持ちを外に出せない、内に秘めてしまうタイプなんだけど、康二はどっちかっていうとオープンに、明るく話すタイプ。そこはすごく違うと思う。同じところは、すごくファッショナブルなところかな。2人ともおしゃれが上手。あと、清潔感のあるところ。
向井:いや、うれしいね。でも、思ったとおりの答えが返ってきましたね(笑)。
──ジュンジは「仕事人間」という設定ですが、お二人は?
向井:俺は、仕事優先というよりは、まわり優先かな。仕事に熱心なんやけど、まわりが明るくなる仕事を優先したいなと。みんなが楽しくないんやったら、別に……もちろんみんなが楽しくなるようにはするけど、人を優先しちゃうことが多いかな? でも、見られるのは僕やから、強く言うときはある。ちょっと怖い顔しちゃうときもあるけど、それは僕の評価イコールスタッフさんの評価やから。そこはちゃんとやらないとな、って思ってる。俺がまず看板になっちゃうから。みんながハッピーになるならいいの。
マーチ:みんながハッピー、大事だよね。僕は、ジュンジの仕事に対する姿勢には共感できるところがけっこうたくさんある。この仕事を長くやってきて、いろんな作品に携わってきたけど、やっぱりいい作品ができあがると、自分にとっても誇りになる。だから、いいものを作りたいし、仕事は真剣にやります。
向井:マーチくんは、仕事に対して本当に一生懸命で、適当にやらない。それが伝わってくる。
マーチ:あと、自分はプロダクションをやっていて、若いスタッフにも、仕事で、人生で、成功してほしいし、もっと頑張ってほしいと思う。ジュンジは自分のスタッフを見捨てずにみんなを引っ張っていく感じだけど、自分にもそういうところがあるから、すごく共感できる。
向井:うんうん。……プロダクションって?
マーチ:自分のチャンネルを持っていて、こんな番組作りたいっていう相談とかを受けてる。
向井:え、そうなん? お仕事ちょうだい!(笑)
マーチ:あははは!