長女は「お仕事」と呼ばれる軽作業を
医療的ケアが必要な長女は、生活介護施設に通うようになりました。生活介護施設とは、常時介護が必要な障害者に、日常の生活援助や、レクリエーションや生産活動の機会の提供し、社会への参加支援を行う施設です。
長女は、午後3時30分頃に帰宅する施設と、午後5時30分頃に帰宅する施設を併用しています。本当は午後5時以降に帰宅する施設のみの利用を希望したのですが、空きがなく、今年度は私の仕事を減らすことにしました。苦渋の選択ではありましたが、早く帰る曜日にリハビリや通院などの予定を入れることにして、割り切ることにしました。
長女自身はどちらの施設にもすぐに慣れ、毎日楽しく通っています。「お仕事」と呼ばれる軽作業をしながらゆったりと過ごしているようです。つい最近は施設でフリーマーケットが開催され、長女は得意のビックマックスイッチ(録音機能があり、表面のどこかを押すと再生される自助具)に私の声で「いらっしゃいませ~!フリーマーケットで~す!」と吹き込み、自分で操作をして呼び込みをしたようです。私は仕事の日だったので私の母がフリーマーケットに行ってくれたのですが、笑顔で得意げに操作をしていたと聞き嬉しくなりました。
そしてこの施設では先月から入浴介助が始まり、毎週金曜日はお風呂に入ってから帰宅するようになりました。平日の最終日で私が朝から勤務をする金曜日に、帰宅すると長女の入浴が終わっているというのは本当にありがたいことです。
双子の姉妹の新生活は、それぞれ充実したスタートになっているようです。自分にぴったり合う居場所が見つかったことにホッとしています。
こちらの記事もおすすめ 足が不自由でも特別な配慮を極端に拒む高2の息子 「脳性まひの日」に当事者の親として語ったこと