坂口憲二(写真:築田純/アフロスポーツ)
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16日放送の「続・続最後から二番目の恋」(フジテレビ系・毎週月曜午後9時)は、主役の吉野千明(小泉今日子)と長倉和平(中井貴一)が“孤独”について語り合う。来週23日が最終回で、どんな展開になるか、最終回前話の第10話は注目だ。出演者のひとり、長倉家の四人兄弟、長倉慎平を演じる坂口憲二の過去の人気記事を振り返る(「AERA dot.」に2024年9月4日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。

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 俳優の坂口憲二(48)が本格的にドラマ復帰し、ネット上では「前よりかっこ良くなってる!」「魅力的になって戻ってきた!」と話題になっている。

 2018年に厚生労働省指定の特定疾患(指定難病)「特発性大腿(だいたい)骨頭壊死(えし)症」を発症しているとして、芸能活動の無期限休止を発表した坂口。その後はコーヒーショップの経営者兼ロースターとしてのセカンドキャリアを歩んでいたが、23年9月に個人事務所「OFFICE BLACK TREE」の設立を発表した。同年3月の「サントリー生ビール」の新CMに出演したほか、同年4月クールの連続ドラマ「風間公親-教場0-」(フジテレビ系)で約9年ぶりにドラマ復帰を果たしていた。

 さらに今年は、8月17日放送「ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル」(同)のオムニバスドラマ「共作結界」で主演。坂口は、入院した病院で幽霊につきまとわれる主人公を熱演した。エンタメ誌の編集者は坂口の演技についてこう語る。

「『ほん怖』での坂口さんは、幽霊におびえる主人公の恐怖心とパニック状態を表情と息づかいで見事に表現していました。ドラマ主演は伊藤英明さんとダブル主演を務めた『ダブルス~二人の刑事』以来、約11年ぶりですが、ブランクを全く感じさせない演技で、世間に完全復活をアピールしたといえそうです」

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