
ヘンリー王子夫妻はアーチー王子をお披露目せず
イギリス王室ではロイヤルベビーが誕生すると、出産した病院から退院するときに両親が赤ちゃんを抱いて、外で待ちわびていた多くの人々の祝福に応えるのが伝統だ。ダイアナ元妃もキャサリン妃(43)も出産したロンドンの病院の前で報道陣らに笑顔で赤ちゃんをお披露目している。しかし、ヘンリー王子とメーガンさんは伝統を破り、アーチー王子を国民にお披露目しなかったため、期待を裏切られたと残念がる雰囲気とざわめきが広がった。
さらに、「陣痛が始まった」と発表された9時間前に、すでにアーチ―王子は生まれていたことが明らかになると、「妊娠、出産はすべてウソ」という噂まであがってしまった。メーガンさんは「プライバシーを守るため」として出産にまつわる情報を公開しなかったとみられるが、その後も「メーガンは育児についてはよく話しても、出産時のエピソードを語ったことがない」とささやかれ続けている。今回の結婚記念日に公開された2枚の写真は、その一連の騒動を思い起こすには十分だったのだ。

「国王が話をしてくれない」とこぼす
一方、ヘンリー王子(40)は、このところ落ち込むニュースばかりだ。イギリスでの警護を求めて裁判で争ったが、このほど控訴院で敗訴した。その直後に受けたBBCのインタビューで、「国王が話をしてくれない」「国王の後どのくらい生きるか分からない」など、父親の寿命を推測するような発言をして顰蹙をかった。
ヘンリー王子は、時間と共に問題は癒され、王室の家族は王子の「真実」を受け入れ、王室でのつらい経験も理解してくれると信じていたのだ。自分は兄ウィリアム皇太子(42)と同等に優秀であると認めてほしかったのだろう。
しかし、BBCのインタビュー後、父親らとの再会への道筋が開けるどころか、心ひそかに期待していた結婚記念日のお祝いメッセージも、今夏、避暑地バルモラル城への招待状も届かなかった。ヘンリー王子はさらにショックを受けていると言われる。
(ジャーナリスト・多賀幹子)
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