
マウンドで感じた特別な輝きは微塵も薄れることなくそこにあったという。山田さんにとって長嶋さんは「憧れと言うより、表現のしようがないほどの存在感を覚える人」だったという。
「その場に長嶋さんがいるだけでうれしくて。存在そのものが私にとってかけがえのない体験を与えてくれた。巨人だけではなく、球界全体を盛り上げ、引っ張ってくれた方。その貢献度は計り知れません。長嶋さんがいなければ、今の日本プロ野球はないだろう、と思うほどです。これはプロ野球に関わる皆さんは間違いなく感じていること。月並みですが、ありがとうございましたとお礼を申し上げたいです」
(AERA編集部・秦正理)
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