
宮内庁は5月30日、秋篠宮家の長女、小室眞子さんに第1子が誕生したと公表した。秋篠宮ご一家は、誕生を喜んでいるという。一方で、公表も遅く詳細を明らかにしないなど他の宮家とは異なる対応は、皇室と小室家の距離感を感じさせるものだった。皇室制度にも詳しい八幡和郎・国士舘大学大学院客員教授に、話を聞いた。
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「詳しいことは伺ってない」
定例会見で、小室夫妻の第一子誕生について明かした、秋篠宮家の側近トップの吉田尚正皇嗣職大夫は、誕生日や性別などについて、そう言葉を濁した。
眞子さんは2021年10月に、大学時代の同級生である圭さんと結婚。同年11月に夫妻は渡米し、いまはコネチカット州で生活。5月下旬に、小室夫妻がベビーカーに生まれたばかりの子どもを乗せて散歩する写真が、『女性セブン』に報じられた。
会見の1週間前、この第一子誕生について質問された西村泰彦長官は、「この場で申し上げることは何もない」と冷ややかに対応していたが、吉田大夫は、「皇室を離れた方であり、静かな環境でお過ごしになっていただきたいと思っていたが、一部メディアで報じられたこともありお知らせすることとした」と、一転した理由を説明した。
皇室を離れた女性皇族の子どもの誕生については、各宮家の判断で公表されている。
たとえば、高円宮家の三女の守谷絢子さんは、19年、22年、24年に3人の男児を出産。宮内庁はいずれも当日に、誕生時刻と性別、病院名までを併せて公表している。
「西村長官の会見から1週間の間に、眞子さんの第一子誕生については最低限の情報は公開する、と秋篠宮さまが判断をなさったのでしょうが、両家の対応の違いが際立ちました」(事情を知る人物)
少なくとも表向き、秋篠宮家は小室家とは明確に一線を引いている。
