
5代目は4代目の高速連写モデル
有効約2010万画素1.0型CMOSセンサーにツァイスレンズのコンパクト機、RX100シリーズも5代目となったわけだが、初代のRX100から全モデル販売継続中というのも面白い。
RX100IVから大きく変わったのはAF。25点コントラストAFから315点像面位相差も加わったファストハイブリッドAFになり、合焦速度も0.09秒から0.05秒に短縮。実用的にはRX100IVでも十分なAF性能と思うが、さらに速いAFは無駄に心地よい。また画像処理エンジンとの組み合わせとなるフロントエンドLSIに、α99IIと同様のものが採用され高速連写も、AF・AE追従&最高約24コマ/秒になった。この高速連写時のファインダーやモニター上の表示も遅れや途切れを感じさせないスムーズなもの。自慢の4K動画は像面位相差AFが使えることで使いやすさも増し、スーパースローの撮影時間も従来比2倍と強化され960fpsの40倍スローでも6秒撮影できるようになった。
この過剰性能ともいえるハイスペックが実用上必要かと問われると答えづらいが、その手のひらに納まる過剰性能がすてきなカメラだ。

デザイン
初代からのイメージを踏襲。レンズやファインダーは変わらないだけあり、RX100IVとほぼ同じ。ボディー前面の掘り込みラインの溝が光沢のあるものとなっているくらいの違い
使用感・操作感
基本的には兄代となるRX100IVと大差ない。ただし、全体的に動作がキビキビしているせいか、ダイヤルなどの操作部材までもがカッチリとした印象の使い心地に感じる
描写性
1.0型センサーであり、1/2.3型のコンパクト機とは一線を画す、ピントの合っている部分の解像感や質感描写は快感すら感じる。しかしボケ味に関しては癖もそれなりになので好みは分かれそうだ
◆まつうらやすし
●レンズ:9群10枚(AAレンズを3枚含む非球面レンズ9枚)。8.8~25.7ミリ(35ミリ判換算で24~70ミリ相当)F1.8~2.8。ZEISSバリオ・ゾナーT* 。NDフィルター内蔵(3段分)●最短撮影距離:(レンズ先端から)約5センチ(ワイド端)●手ブレ補正:レンズシフト式●撮像素子:有効約2010万画素、1.0型Exmore RS CMOS●液晶モニター:3.0型、122万8800ドット●ファインダー:0.39型、235万9296ドット。35ミリ判換算で倍率約0.59●シャッター:メカシャッター時:最高1/2000秒。電子シャッター時:最高1/3万2000秒●撮像感度:ISO125~1万2800(拡張でISO80可)●動画撮影機能:1920×1080/60pなど●記録媒体:SDメモリーカード(SDHC/SDXC、UHS-I対応)、メモリースティックデュオ(PROデュオ/PRO-HGデュオ対応)●価格:オープン(実売12万8140円)●大きさ・重さ:101.6×58.1×41.0ミリ・約299グラム●URL:http://www.sony.jp/