2024年8月16日、コロンビアを訪問したヘンリー王子とメーガンさん(photo アフロ)
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タイム誌主催のサミットで「家庭の幸せ」アピール

 メーガンさん(43)は4月23日、ニューヨークでタイム誌主催の「TIME100サミット」に出席し、ゲストスピ―カーとしてTIME誌のCEOの女性と対談した。最近、ネットフリックスで「ウィズ・ラブ、メーガン」という番組を発表し、新ブランド「アズ・エバー」から食品などの販売を開始、ポッドキャストでは「女性創業者の告白」をスタートさせるという旺盛な仕事ぶりのメーガンさんは、話題の人として招かれたのだろう。

【写真】公の場に姿を見せないアーチ―王子

 だが、約30分の対談でメーガンさんは、3件のプロジェクトの詳細には直接触れず、「パートナーである夫、健康で幸せな2人の子どもに恵まれ、とてもハッピー」と家庭の幸せアピールに終始した。

 たとえば、アーチー王子(5)の歯がもうすぐ抜けることに触れ、王子の前歯が抜ける瞬間に立ち会うために早々に自宅に帰ると話した。しかし、同じ23日は、ウィリアム皇太子(42)とキャサリン妃(43)の次男ルイ王子の7歳の誕生日で、記念写真が公開されたばかりだった。ルイ王子は欠けた前歯を見せ、屈託なく笑っている。そのタイミングでメーガンさんはアーチー王子の前歯の話しを持ち出したため驚く人が多かった。「メーガンはまるで英王室の子どもたちのストーカーのようだ」との声まで上がってしまった。

2019年9月25日、南アフリカのケープタウンを訪問したヘンリー王子とメーガンさん。このとき、長男アーチー王子は「初公務」として注目されたが、英王室離脱後は公の場に姿を見せていない(photo ロイター/アフロ)

手をつなごうとしたヘンリー王子を無視

 仕事の成果よりも、家庭生活の充実ぶりを強調したメ―ガンさんだが、批判に加えて、その立ち居振る舞いにも首をかしげる人が多かった。

 メーガンさんはこの日、会場のジャズ・アット・リンカーン・センターに到着すると過剰警備の中、車から降り立った。出迎えのスタッフの女性と笑顔でハグをしたが、横に立っていたヘンリー王子(40)を彼女に紹介しなかった。さらにヘンリー王子から手をつなごうと伸ばされた手に一瞥もくれなかったのだ。ファッションも明らかにオーバーサイズで、せっかくのラルフ・ローレンのパンツは長すぎて、すそを引きずって歩いていた。

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