
中京テレビ(名古屋市)が制作する「太田上田」は、YouTubeの登録者数が55万人と、動画配信も好調だ。出演する太田光さんと上田晋也さんは「地方テレビの逆襲があるかもしれない」と話す。その理由とは。
【前編はこちら】太田光と上田晋也が語る「太田上田」が10年続いた理由 適当さと自由があった?





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――「太田上田」は、配信でもよく見られている番組です。
太田:見てくれていることはとてもうれしいし、ありがたいこと。でも、悔しいことに、この番組の感想が聞こえてくるとき、「YouTubeの番組ですか」って言われることがあるんだよね!まだちょっと行き渡っていない部分があるかもしれない。悔しいよね!(笑)
上田:うんうん、テレビでも見てほしい!とは思いますね。
でもこの前、東京で声をかけてきた若い女性たちが、熊本ローカルの「くりぃむしちゅーの熊本どぎゃん!?」(熊本県民テレビ)の決めポーズを知っていたんですよ。聞けば、「配信で見ました」と言っていて。配信でどこでも見てくれる時代で、地方の番組でも全国ネットと土俵は同じなんだなと。そう考えると、もはや地方局、民放キー局って関係ないんじゃないかなと思いました。垣根がなくなったので、地方局にもすごく可能性があるな、と感じましたね。