三田村悠平さん(右)、三田村美南さん(写真:加藤夏子)
三田村悠平さん(右)、三田村美南さん(写真:加藤夏子)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2025年4月21日号では、ミレニアムの三田村悠平さんとIT系ベンチャー企業に勤務する三田村美南さん夫婦について取り上げました。

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夫31歳、妻29歳で結婚。娘(4)と3人暮らし。

【出会いは?】趣味のランニングを通じてインスタグラムでつながり、出会いから2カ月ほどで交際スタート。

【結婚までの道のりは?】20代での結婚を希望していた妻が「結婚しないなら別れる」と夫にプレッシャーをかけ、無事ゴールイン。

【家事や家計の分担は?】家事&育児ともに完全分業。子どもとの時間を第一に、料理は家事代行と料理キットを活用するなどタイパを優先している。家計は夫が管理。

夫 三田村悠平[38]ミレニアム 重度訪問介護事業・営業

みたむら・ゆうへい◆1986年、神奈川県生まれ。法政大学国際文化学部を卒業後、2009年専門商社に入社。22年からミレニアムで重度訪問介護事業の営業に携わりながら、自宅で輸出入業の会社を起業

子どもが生まれるまでは残業も当たり前な普通の商社マンでした。もともと子ども好きではありましたが、生まれてみると想像以上に可愛くて(笑)、もっと一緒にいる時間をつくりたいと働き方を方向転換することにしました。

 転職で収入は減りましたが、時間の融通が利くので保育園の送り迎えも行けるし、一緒に夕飯を食べることもできる。妻とチームで子育てができるこのスタイルが一番自分にとってありがたいんです。近年男性の育児への意識はだいぶ変わっていますが、実際お迎えに行くとパパは少ない。やりたくてもできない人もまだまだ多いのだと思います。

 僕はずっと海外に興味があり大学時代にメルボルンに留学し、海外でのトレイルラン大会などにも参加していました。子どもにもグローバルな視点を持ち、自分の意見を言える人になってほしいので4月から教育移住でマレーシアに行くことを決めました。我が家は常に「子どもにとって一番いい環境とは何か」で、動いているのだと思います。 

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