プライベートでは27歳でHIROと結婚し、現在は9歳女児、5歳男児、1歳男児のママである彼女だが、育児を優先するために俳優活動をセーブしており、22年1月期のテレビ朝日系「となりのチカラ」以降、拘束時間の長い連続ドラマへの出演は見られない。
そのため、近年は今田耕司とともに司会を務めるテレビ朝日系「M-1グランプリ」が放送されるたびに、多くの視聴者が「CM以外で久々に見たけど、上戸彩の年の取らなさがすごい!」などとザワつく事態となっている。
また、バラエティー番組やインタビューなどで子育てについて語る機会も目立っており、彼女の育児への姿勢が世のママたちから注目されている。前出の編集者が言う。
「『厳しい母』を自称している上戸さんは、子どもに対して怒りを爆発させることもあるそうで、『こんなに自分の感情の中に喜怒哀楽の“怒”があったんだ』と自分でも驚いたのだとか。また、子どもたちが習いごとを休むことや、スーパーマーケットで子どもが好きなものを次々とカゴに入れることを基本的には許していないといいます。加えて、長女にはただお小遣いを渡すのではなく、お風呂掃除や皿洗いといったお手伝いに応じた金額を渡す“給料制”にしているそうです。“ほめる育児”が主流の昨今ですが、上戸さんのメリハリのある厳しい育児を『マネしたい』『詳しく聞きたい』というママも少なくないようですね」
朝に勉強したら「ガミガミ言わなくていい」
先月25日に登壇した新CM発表会でも、家族みんなが午前6時頃に起床して朝食を食べた後、「(子どもたちには)朝のうちに勉強してもらうようにしています」「ここで勉強したらあとでガミガミ言わなくていい(から)」と話していた上戸。
こうした芯の強さを感じる人柄は、厳しく長い芸能生活も影響しているのかもしれない。前出の三杉氏が話す。
「上戸さんは若い頃から芸能界の荒波にもまれてきましたからね。特に所属事務所のオスカープロモーションは当時、これぞと見込んだ期待の若手女優に対しては短期間に数多くの仕事を入れて露出を増やすとともにハードワークで鍛え上げる売り出し戦略を得意としていましたし、精神的に強くならないとやっていられなかったでしょう」
9月には2年ぶりとなる出演映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」が公開されるが、同月には40歳の誕生日も迎えるだけに、40代で輝く彼女の姿も楽しみだ。
(小林保子)