
サッカー日本代表が8大会連続でのW杯出場を決めた。日本代表史上最速での最終予選突破を決め、開催国を除いて世界最速での本大会出場決定となった。だが、周知の通り、ここがゴールではない。2026年に「最高の景色を」見るための準備として、まず注目したいのがメンバー選考だ。
改めて前回2022年のカタールW杯で森保一監督が選んだメンバー26人を振り返ると、GK川島永嗣、権田修一、シュミット・ダニエル、DF吉田麻也、冨安健洋、板倉滉、谷口彰悟、長友佑都、酒井宏樹、山根視来、伊藤洋輝、MF柴崎岳、遠藤航、田中碧、守田英正、鎌田大地、伊東純也、三笘薫、堂安律、相馬勇紀、久保建英、南野拓実、FW浅野拓磨、前田大然、上田綺世で、メンバー発表後に中山雄太が怪我で離脱した代わりに町野修斗が招集された。
そして、この26人の中で今回のW杯最終予選3月シリーズに招集されたのは、実に15人(板倉、長友、伊藤、遠藤、田中、守田、鎌田、伊東、三笘、堂安、久保、南野、前田、上田、町野)に上る。
その上で今回の北中米W杯メンバーを予想する。GKはセリエAで逞しく成長した鈴木彩艶を軸に、大迫敬介、谷晃生、小久保玲央ブライアン、野澤大志ブランドンらが候補になる。パリ五輪で活躍したGK小久保の成長に期待していたいが、故障などがなければ鈴木、大迫、谷の3人が濃厚。前回カタール大会からは3人全員が入れ替わりそうだ。
6人から7人が想定されるCB陣は、板倉滉、伊藤洋輝に、故障から復帰して万全なら冨安健洋、谷口彰悟、町田浩樹までは確定としたいが、冨安が度重なる離脱、谷口がアキレス腱断裂という現状を考えると、代わりの人材は確保しておきたい。高井幸大は是非とも選びたいタレントで、瀬古歩夢も有力候補となり、さらに渡辺剛、関根大輝、橋岡大樹、中山雄太、藤井陽也らが控える。ここにチェイス・アンリが絡めるかどうかというところだろう。
4人から5人予想のDHは、遠藤航、守田英正、田中碧の3人は確定だ。ここにできれば佐野海舟を加えたい。藤田譲瑠チマも有力候補になるが、川村拓夢、伊藤敦樹、田中聡らも残り1年あれば逆転できる可能性があり、18歳の中島洋太朗の成長も見逃せない。そして森保ジャパンの特徴が表れているウイングバックには、左の三笘薫、中村敬斗、右の堂安律、伊東純也が確定。菅原由勢、長友佑都の2人もチームの大事な戦力として必要な人材だ。