花粉症の人が、花粉症ではない人に訴えたいことは…(写真はイメージ=GettyImages)
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 花粉症のシーズンです。くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどに苦しむ人は数知れず、AERA dot.編集部のアンケートでは、花粉症によって仕事や勉強のパフォーマンスが「半分以下」に低下するという人は約6割に上りました。しかし、周囲の人たちは、その辛さを理解し、症状が悪化しないように配慮してくれているのか。花粉症の人のなかで「十分に」「それなりに」理解・配慮があると感じている割合は51%。一方で、花粉症ではない人の7割が「気を使っている」と答え、認識のギャップがうかがえました。では、花粉症の人が、花粉症ではない人に伝えたいこととは――。

【アンケート結果】花粉症の人に聞いた「花粉症ではない人にお願いしたこと」の1位は

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 花粉症についてのアンケートは、3月5日から12日まで実施。409人から回答がありました。このうち花粉症、または花粉症と認識している人が約85%でした。
 


 それぞれがしている花粉症対策として、突出して多かったものが二つあり、最も多かったのが「マスク」(88.2%)。次いで「花粉症の薬を飲んでいる」が68.3%でした。

 続いてほぼ同数で多かったのが、「手洗い、うがいをする」(48.0%)、「窓をあまり開けない」(45.8%)、「洗濯物は室内干しにする」(44.9%)でした。

 そのほか、選択肢以外では「(無糖の)ヨーグルトを食べる」「鼻にワセリンを塗る」「外に出ないですむように、薬はオンライン診療で」というものが目立ちました。
 

 花粉症のために毎月かかる出費としては、「2001円~5000円」が最も多い38.3%。続いて「2000円以内」が34.6%でした。

「5001円以上」かかっている人は9%で、逆に「お金をかけていない」が18.1%でした。
 

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花粉症の人に「配慮」してくれる人の割合は