花粉症で苦しい…周囲の理解・配慮は

 くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの症状が出てくると、なかなか集中力を維持することができなくなります。症状がひどいとき、仕事や勉強のパフォーマンスにどれぐらいの影響があるか聞きました。

「まったく動けない、頭が働かない」という人が7.2%いたほか、「かなり落ちる」が34.1%、「半分ほどになる」が15.2%。「やや落ちる」まであわせると、パフォーマンスの低下がある人の割合は9割を超えました。
 

 そんな花粉症の辛い症状を、家族や友人、職場の同僚といった周囲の人たちは理解し、症状が悪化しないような配慮をしてくれているのでしょうか。

「十分に理解、配慮してくれている」と回答したのは10.1%、「それなりに理解、配慮してくれている」が40.8%を占めました。花粉症の人の半数が、周囲の気遣いを“認識”しているという結果になりました。

 逆に「あまり理解、配慮してもらえていない」は17.3%、「まったく理解、配慮してもらえていない」は5.2%でした。
 

花粉症ではない人も「気を使っている」

 では、花粉症の人は、周囲にどんなことをしてほしいのでしょうか。

「だるそうなときは、そっとしておいてほしい」が37.0%と最も多く、「部屋に入るとき、服をはらってほしい」「洗濯物や布団を、外に干さないでほしい」「窓を開けないでほしい」がほぼ同数、3割弱で並びました。

「仕事や勉強のパフォーマンスが落ちても、大目に見てほしい」は20.7%でした。
 

 一方で、花粉症でない人は、花粉症の人たちにどのように接しているのでしょうか。

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花粉症ではない人に伝えたいこと