第1回「山の日」記念全国大会出席のため、式典会場の上高地バスターミナルに到着した当時の皇太子ご一家。おそろいで着用するのは、日本のアウトドアメーカー老舗ブランド「フォックスファイヤー」のチェック柄の山シャツ= 2016年08月11日、長野県松本市
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 天皇ご一家の仲の良さを象徴するアイテムのひとつが、休日におそろいで着用するチェックシャツだ。これは日本のアウトドアメーカーの商品で、天皇陛下は30年前の商品を着用され、雅子さまのシャツは実はメンズもの。メーカーに話を聞くと、ご一家の素顔の一端が見えてきた。

【写真】雅子さまご愛用の11000円メンズシャツは、陛下の「山シャツ」?

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 山登りに出かけたり、栃木県の御料牧場などでアウトドアを楽しんだりしているときの天皇ご一家は、おそろいのチェックのシャツをお召しになることが多い。

 ご一家が愛用しているアウトドアブランドのひとつが、日本のアウトドアメーカー「ティムコ」が展開している「フォックスファイヤー(Foxfire)」。

 宮内庁のインスタグラムに昨年、天皇陛下が撮影した御料牧場でのご家族の写真が投稿されて話題になったが、厩舎(きゅうしゃ)で馬をなでる愛子さまが着用していたのが、このブランドのシャツだった。

「フォックスファイヤー」を担当する同社の菅野周平さんによると、愛子さまのシャツは、2016年の春夏用のモデルとして、当時12000円(税抜)で発売されたもので、防虫やUVカット機能付きのシャツだという。

天皇陛下が撮影した愛子さまのプライベートショット。ご静養のため滞在した御料牧場の厩舎を訪ねた愛子さまは、フォックスファイヤーのチェック柄の「山シャツ」を着用=2024年5月、御料牧場、宮内庁提供

 フォックスファイヤーは、釣り具の輸入販売会社だった「ティムコ」が、1982年に設立したアウトドアブランド。当初はフィッシング用のウェアを主に扱っていた。

「この頃、アウトドアウェアといえば、ほぼ海外ブランドしかなく、日本人はダボダボのウェアを着るしかなかった。日本人の身体にあったウェアと日本の河川にあった釣り道具を作ろうというところから始まり、登山ウェアにも幅を広げていきました」(菅野さん)
 

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「山の日」にはご一家でチェック柄