
AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2025年3月17日号では、デコラテックジャパンの千葉真美さんとイケダガラスの千葉拓実さん夫婦について取り上げました。
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夫32歳、妻30歳で結婚。長男(1)と3人暮らし。妻は第2子妊娠中。
【出会いは?】営業職だった妻が新しく担当する得意先の担当者が夫だった。
【結婚までの道のりは?】2回のデートを経て、結婚前提の交際をスタート。交際まもないタイミングで互いの親にもあいさつし、半年後に結婚。
【家事や家計の分担は?】料理は主に妻、掃除は夫が担当。その他の家事は協力して分担。家計は毎月決まった額を出し合って貯蓄や生活費に充てている。
妻 千葉真美[34]デコラテックジャパン 営業事務
ちば・まみ◆1991年、茨城県生まれ。2013年に東京工科大学を卒業し、BPO企業でコールセンター業務を担う。映像・音響のシステム会社を経て、19年にデコラテックジャパン入社。出産を機に時短勤務中
営業先の担当者だった彼に休日のランチに誘われて、仕事の話や共通の趣味であるアニメやゲームの話をしていたら、話題が尽きず話が止まらなくなりました。そのまま夕食まで注文して、気が付いたらなんと21時の閉店時間に。疲れるどころか全然話し足りなくて、もっとこの人のことを知りたいと意識するようになりました。
いつかやさしい男性と結婚して、子どもを産んで、マイホームを買って、休日は友達の家族を呼んでホームパーティーやバーベキューをする──。子どものころから思い描いていた夢が、彼と出会ってからとんとん拍子で現実になっていくことに驚いています。なんだか今でも信じられないくらい、幸せです。
夫がガラスメーカー、私がガラスフィルムメーカーに勤めていて、まさにガラスが結んでくれた縁です。休日に遠出や旅行をしても、レジャーや景色はそっちのけで施設やホテルの特殊ガラスを見つけてはメーカーを確認し、ふたりで大興奮しています。