天羽:単純ですが、Xをサーフィンして情報をもっている人から入手することですね。

ALLY:YouTubeとかでも解説している人がいますよね

天羽:この業界にかんしてはもっと情報の流れが早くて、Xでどんどん流れていっている印象です。なので、web3業界の情報は重要な発信をしているXの発信者をいかにフォローしておくかだと思いますね。

2025年、web3業界は何を起こすか

「WHITE SCORPION 『MOMO』」(撮影:和仁貢介/朝日新聞出版写真映像部)

天羽:アメリカの大統領がトランプになりましたが、彼は今のところweb3に前向きな考えをもっています。つまり、SNSなどにも積極的にトークンを導入していく可能性があります。たとえばSNSで発信すると承認欲求が報酬になっていき、それに加えてトークンの価値が上がる──お金としてのリターンになっていくといった可能性ですね。これからのビジネスは純粋にその製品やサービスを応援したいという気持ちと、もうからないとダメなんだという気持ちが入り乱れている状態で、その気持ちを理解しながら手段としてうまくつかっていけるかどうかが成功の秘訣になるのではないでしょうか。

MOMO:AIとかもどんどんサービスが進化していますよね。

天羽:web3は間違いなく延びていくんですけど、AI、XR、ブレインテックなどテクノロジーはたくさんあります。つまり、これまでと比べてデータの処理量が全体的に膨大になっていきます。世界中でデータを処理するための工場がつくられていて、GAFAが何兆円も投資をしてデータセンターをつくっていますよね。一般論ではありますが、計算や事務的なことをAIに任せつつ、人間はAIをコントロールをできる指示できる力をつけていく必要があるでしょう。つまり、人と人のつながりに集中することができるともいえるので、web3の時代と親和性は高いですね。

ALLY:日常生活で苦労してたりする雑務をやってもらえると助かりますね。スマホもどんどん便利になっていって。

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なじませることは人間じゃないとできない