天羽:そういうテクノロジーの発展によって時間が生まれます。そのときに推し活なのか、投資することなのか、もっと人間らしいつながりをもつような行為なのかといった選択肢は増えていくと思います。また、日本でも法律が変わる動きがありいままでは株とかは20%の税金で暗号資産は最大50%を納める必要があったのですが、これが変わる可能性があります。つまり、法律が変わった後に利益確定すると、他の金融商品と同じ税金で暗号資産も替えられるんです。みんなが使うアプリケーションへの導入、AIとの統合、日本の法律も変わって、2025年の半ば以降にNFTにさまざまなお金が流れてくる可能性が高いと思います。だから、トークンでもリターンを得られるっていうのは、次世代のアイドル運営でもとても重要なことだと思うんです。

ALLY:活動していて感じるのは、トークンって人の心理戦みたいなところが強いんだなと思いました。アイドルとの結びつきとかも人の心、考え方がキーになるのかなと思います。

天羽:ファンと投資家を融合するコミュニティマネジメントですね。AIで自動化されていっても、なじませることは人間じゃないとできないのでそこに価値が生まれます。

NATSU::推し活 to earnみたいなものができるといいんですかね。これからもトークンアンバサダーとして爪痕を残せるようにがんばります!
 

香港を中心にグローバルで展開するweb3企業のアニモカブランズ、天羽氏はその日本支社の社長を務める(撮影:和仁貢介/朝日新聞出版写真映像部)

天羽健介・増田雅史 編著
『新NFTの教科書 web3時代のビジネスモデルと法律・会計・税務』(朝日新聞出版) https://www.amazon.co.jp//dp/4022520191/
 

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