NFTが世界的にブームになった2021から4年、NFT、そしてweb3業界の景色は一変した。生き残ったもの、淘汰されたもの、これから成長するもの、さまざまなビジネスモデルが存在している。ベストセラー『NFTの教科書』の続編『新・NFTの教科書』を編著した天羽健介氏に、秋元康氏プロデュースの暗号資産から生まれたアイドルグループ・WHITE SCORPIONのメンバー(ALLY、MOMO、NATSU)がweb3業界の現状について話を聞いた。

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2023年10月7日に秋元康氏プロデュースで結成したWHITE SCORPIONと天羽健介氏(撮影:和仁貢介/朝日新聞出版写真映像部)
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web3では、純粋な「好き」と投資家目線の「お金」が共存

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「WHITE SCORPION 『ALLY』」(撮影:和仁貢介/朝日新聞出版写真映像部)

天羽:WHITE SCORPIONの皆さんは暗号資産でお金を集めて生まれたアイドルグループとのことですが、今後はどういった活動を予定しているんですか?

MOMO:いまはライブとかで、Nippon Idol Token(NIDT)という暗号資産をもっている方にVIP席を優先したりなどをしていますね。web3業界のこともわからず勉強しているファンの方もいて、私たちも一緒になってがんばっています(笑)。今後はライブのNFTチケットやファンクラブ会員証をNFTにしていく計画はありますね。

天羽:そういう特別な権利を付与するとき、NFTは相性いいですよね。ファンクラブの会員権とでよく言われるのは、初期からファンの人と爆発的に売れた後にファンになった人をどう分けるか。推したい気持ちは同じだけど、昔から推している人のほうが価値があるじゃないですか。ファンサービスの仕方に差はつけていくんですか?

ALLY:私たちがファンの方に接する気持ちとしては同じなんですが、前から推してくれていることがわかりやすければわかりやすいほど、個人的には支えてもらっている実感は高まりますね。普通のグッズだったらいつでも昔のグッズを買うことはできます。でも、NFTだったら自分のものだっていう証明ができるじゃないですか。この時代から好きだって言いやすい、そういう真実を証明できるんだなと思っています。

NATSU:絆を感じますね(笑)。

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投資家とファンの融合