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今日17日(月)から23日(日)の花粉飛散量は、九州から東北で連日「少ない」予想。ただ、スギ花粉の飛散のピークが近づいているため、花粉症の方は万全の対策を。
スギ花粉の飛散量は?
今日17日(月)の花粉飛散量は、九州から東北で「少ない」となっています。12時のスギ花粉の飛散予測を見ても、薄い黄色の少ないエリアに九州と中国地方の一部、静岡県や神奈川県、東京都を中心とした東海や関東南部が入っているくらいです。
ただ、少ない量の花粉でも、敏感な方はマスクなどで対策を心がけてください。
週末にかけても「少ない」
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明日18日(火)から23日(日)天皇誕生日の日にかけても、花粉飛散量は九州から東北で「少ない」予想です。寒波の影響で、日本海側を中心に大雪になる所があり、全国的に平年よりも気温の低い状態が続くでしょう。このため、スギ花粉の飛散量が増えてくるのは、24日(月)振替休日以降になりそうです。
東京都の過去10年間の飛散傾向では、2月下旬になるとスギ花粉の飛散量が日に日に増えていき、3月中旬までが最も多くなっています。花粉の飛散量は天気や気温によって変わりますが、スギ花粉のピーク入りは近づいています。
花粉が飛びやすい条件
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花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。
① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。
花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。
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