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中日・中田翔は今シーズン復活を遂げることができるのか……。移籍1年目の昨年は怪我もあり結果を残せず終了。しかし、「気になる選手」であることは変わらず、今季も春季キャンプから大きな注目を浴びている。
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中田は本拠地・名古屋での調整後、キャンプ第2クールの2月6日にチームへ合流。フリー打撃で37スイング中4本の柵越えを放つと球場には拍手が鳴り響いた。「意地でもやらなければいけない年」と今シーズンにかける思いは誰よりも強い。
「ファンサービスのための打球に角度をつけてのスタンドインではなかった。強く打ち返した結果の柵越え。絞り上げた体とともに、合流初日から強く振れることに覚悟を感じた」(中日OB)
昨シーズン中は115キロあった体重は激減、「(体重は)100キロないくらいかな」(中田)と20代前半のような体に仕上げてきた結果、スイングにキレと強さが戻りつつある。
中日1年目の昨季は怪我にも悩まされ、62試合の出場で打率.217(212打数46安打)、4本塁打、21打点に終わった。4月に36歳を迎える中田は今シーズンが2年契約の最終年、結果次第では選手人生にも影響があるのは間違いないだろう。
「昨季の成績は考えられないもの。『崖っぷちに立たされた』ということを理解してオフに体を絞った。尻に火が付いた形だったのだろうが、わかりやすい男だとも思う」(中日関係者)
井上一樹監督は「すごくスリムになって、今年にかける意気込みは僕も感じている」と語るように、誰もが中田のやる気を見た目からも感じ取っている。一塁のポジションが重なったダヤン・ビシエド、中島宏之らが退団したためレギュラー候補としても期待される。
「立場が危うくなったことで、慌てて信じられないような努力を始める。人間臭さが溢れる憎めない部分も魅力。多くの人が気になる理由がわかる」(バラエティ番組プロデューサー)
YouTubeや配信などでバラエティ番組を制作する野球が大好きなプロデューサーは中田を“メディア映え”する選手と絶賛、今の野球界で数少ない「数字を取れる男」と付け加える。