「日本ハム時代の暴力事件を含め、心良く思っていないファンも多い。しかし中田がグラウンドに現れると大きな歓声が上がり、グッズ売り上げもトップ級。今や中日の顔ともいえるので、あとはバットで結果を残して欲しい」(中日関係者)
日本ハム時代には後輩選手への暴力事件を起こして巨人へ移籍した過去もある。「令和」の時代に敬遠されやすいタイプではあるが、「人間的な魅力はたっぷり」という声は多い。
キャンプ中にはファンの少年にティー打撃を手伝ってもらい手袋をプレゼント。「もっと喜んでもらえると思ったけど……(笑)」(中田)と周囲を和ませるシーンもあった。
「世間へのアピールもあるだろうが行動に移せるのが素晴らしい。ネタ提供もできたし、何よりファンの少年は一生忘れない。中田選手ならなおさらです」(バラエティ番組プロデューサー)
注目度は抜群、あとはグラウンド上で結果を残せば言うことはない。
「今季は試合出場を増やし、15本塁打60打点。オフに契約更新してホームランテラスができる来季は、20本塁打80打点。そのくらいやってくれれば合格点で、チームもAクラス、そして優勝に絡める可能性が出てくるはず」(中日OB)
中日には細川成也、石川昂弥など、右の強打者が揃う。彼らが結果を残すためにも、中田が活躍することで相手のマークが分散することも必要不可欠。巡り巡って名古屋の地にきた中田が、今季もグラウンド内外でチームのキーマンになりそうな予感が漂っている。
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