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今週は次第に気温が上昇し、東京都心など3月並みの暖かさになる所がありそうです。スギ花粉の飛散量は増え、東京で「やや多い」、静岡で「多い」飛散となる日があるでしょう。花粉症の方はマスクなどで対策を。2月下旬には東京や高松、福岡でピークを迎えそうです。
今週 スギ花粉の飛散量が次第に増える
今シーズンは東京都ではスギ花粉の飛散開始が早くなりましたが、2月に入ってから強烈な寒波の影響で厳しい寒さの日が多く、花粉の飛散はまだ急増していません。
ただ、今週末にかけては寒気が撤退して、次第に気温が上がり、関東や東海など3月並みの暖かさとなる所があるでしょう。花粉の飛散量が次第に多くなりそうです。静岡では13日(木)から「やや多い」飛散となり、16日(日)と17日(月)は「多い」飛散となるでしょう。東京でも16日(日)は「やや多い」飛散となる見込みです。
花粉シーズンが本格化してきますので、花粉症の方は対策をなさってください。
2月下旬から次第にスギ花粉のピークに
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スギ花粉が非常に多く飛ぶピークの時期は、福岡・高松・東京で2月下旬からの見込みです。3月上旬から中旬には、広島、大阪、名古屋、金沢、仙台など広い範囲でピークとなるでしょう。ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。
また、ヒノキの花粉のピークはおおむね3月下旬から4月上旬になるでしょう。3月の気温が高めに推移することから、ヒノキのピークは例年より早い予想で、期間は5日から2週間ほど続く見込みです。
強い風が吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1平方センチメートルあたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
花粉が飛びやすい条件
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花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。
① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。
花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。
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