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今日8日の東海地方は、平野部でも積雪となった所があり、名古屋市(千種区)でも最大1センチの積雪を観測しました。道路や鉄道などの交通機関への影響が続いています。また、車のスリップ事故も相次いでいます。積雪や路面の凍結による交通障害に注意し、最新の気象情報や交通情報をこまめに確認してください。

各地の積雪状況

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東海地方は、昨夜(7日)以降、強い寒気や気圧の谷の影響で雪の降るエリアが広がりました。
今日8日15時現在の積雪の深さは、白川村で270センチ、飛騨市河合で211センチ、郡上市長滝で184センチ(最大186センチで2月の1位の値を更新)、飛騨市神岡で116センチ、本巣市樽見で104センチ、高山市で46センチ、関ケ原町で13センチを観測しています。また、アメダスの観測地点はありませんが、愛知県尾張西部や三重県北部でも、短時間で積雪が急増しました。
各地の積雪の深さは、東海地方の積雪マップで知ることができます。この後も、車のスリップ事故などには十分注意してください。なだれや屋根からの落雪にも注意が必要です。

現在の雪雲の状況

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今夜(8日)にかけての雪の見通し

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今日8日15時現在、愛知県では雪のピークを越え、岐阜県や三重県北部を中心に雪が降り続いています。この後も、強い冬型の気圧配置が続き、寒気が居座るでしょう。岐阜県と三重県北部は、上空の北北西の風にのって、雪雲が流れ込みやすく、雪が降り続く所がある見込みです。
関ヶ原町は、夜にかけて雪が降り、さらに積雪は増える見込みです。新幹線など鉄道への影響に注意が必要です。また、警報級の大雪となっている三重県北部は、夜にかけて雪が降り、大雪や路面の凍結による交通障害に警戒してください。
愛知県や静岡県は、引き続き晴れるでしょう。防寒をしっかりしてお過ごしください。

9日(日)にかけての予想降雪量

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明日9日にかけて、飛騨北部や郡上市、西濃の山沿いを中心に、積雪はさらに増加するでしょう。明日9日は、冬型の気圧配置が続きますが、大雪のとうげは越える見込みです。岐阜県山間部を中心に雪が降り、平野部では、にわか雪程度で、降る時間は短いでしょう。

週間天気 来週は寒さ緩む

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週明けの10日(月)は、ようやく上空の寒気が抜ける見込みです。岐阜県山間部など雪の降る所はありますが、これまでよりも降り方は落ち着くでしょう。平野部を中心に穏やかに晴れる所が多くなりそうです。
11日(火)は、本州付近は高気圧に覆われるため、岐阜県山間部も含め、広く晴れるでしょう。
12日(水)は、天気が下り坂です。前線が西から近づくため、夕方から夜は広く雨が降りそうです。
13日(木)は、前線が通過する影響で、はじめ雨が降りますが、日中は天気が回復する見込みです。これまで雪で降っていた地域も、今度は雨になる所があり、融雪災害に注意が必要です。
14日(金)は、高気圧圏内となり、晴れる所が多いでしょう。
15日(土)は、天気は下り坂ですが、午前中を中心に晴れる見込みです。
最高気温は、11日(火)から10℃を超える所が多く、寒さは和らぎそうです。

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