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今季最強寒波の影響で、今日8日は冬日地点が今季最多となり、日中も今季一番の寒さとなっている所があります。9日(日)と10日(月)も厳しい寒さが続くでしょう。体調管理にご注意ください。その後は寒さが少し和らぎそうです。

今朝は冬日地点が今季最多 日中も所々で今季一番の寒さ

今季最強寒波の影響で、今日8日の朝も冷え込みが強まりました。冬日(最低気温0℃未満)地点は843地点と今シーズン最多となりました。全国のアメダスの9割以上で冬日となりました。最低気温は名古屋市でマイナス1.8℃、大阪市でマイナス2.0℃と今季一番の冷え込みに。高知市ではマイナス2.1℃まで下がり、5日連続で冬日となりました。高知市で2月に5日連続で冬日になったのは、2018年以来7年ぶりのことです。

日中も気温の上がり方は鈍くなっています。最高気温は前橋市で4.8℃、京都市で4.0℃、山口市で2.5℃、福岡市で4.4℃と今季最も低くなりました。

※気温は全て15時までの速報値

10日(月)にかけて寒さが続く

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9日(日)と10日(月)も強い寒気が列島に居座り、厳しい寒さが続くでしょう。最低気温は関東以西でも0℃前後まで下がる所が多くなりそうです。日本海側だけでなく、太平洋側でも積雪となっている所があります。路面の凍結にご注意ください。最高気温は秋田市で3℃、新潟市で4℃と厳しい寒さが続くでしょう。東京都心は11℃の予想ですが、北風が冷たく感じられそうです。名古屋市や大阪市、福岡市は10℃に届かず、真冬並みの寒さが続くでしょう。万全な寒さ対策をなさってください。

11日(火)建国記念の日以降は厳しい寒さは少し和らぎそうです。12日(水)は札幌市で5℃、秋田市で8℃と平年を上回るでしょう。積雪の多い所では雪崩や屋根からの落雪にご注意ください。また、東京都心では12日(水)から14日(金)は15℃くらいまで上がって、3月並みになりそうです。名古屋市から福岡市でも10℃以上の日が増えるでしょう。

路面の凍結 特に注意すべき所は

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雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

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