オジー・オズボーン、最後の公演を前にもう歩けないことを明かす
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 ヘヴィメタルのパイオニア、オジー・オズボーンが、最後のライブ・パフォーマンスに向けて歩行が困難になっていることを明らかにした。

 76歳のオジーは、自身のSiriusXMの番組『Ozzy’s Boneyard』で、最近発表した最後のコンサートでファンが期待できることについて語った。「2025年まで生き延びた。歩けないが、休暇中に何を考えていたか分かるか?あれほど文句を言っていたのに、自分はまだ生きている。歩けないと嘆いているかもしれないが、先を見据えているし、俺ほど頑張らずに成功できなかった人もいる」と彼は言った。

 オジーの妻でマネージャーのシャロンは、現地時間2025年7月5日に、彼らの故郷である英バーミンガムのヴィラ・パークで開催されるブラック・サバスのファイナル・ライブについて、近年多数のキャンセルや健康問題に悩まされてきたオジーが、そのキャリアに終止符を打つチャンスであると英BBCのインタビューで説明した。

 シャロンは、「彼はとても元気。本当に元気です。(ファイナル・ライブについて)とても興奮しています。また(メンバー)と一緒にいられることや、友人たちに会えることにね。みんなにとってワクワクするようなことです」と述べ、「オジーは友人やファンにさよならを言う機会がありませんでしたし、まだ終止符を打てていないと感じているんです。これが彼の終止符なんです」と語った。

 英ザ・サンとの別のインタビューで彼女は、オジーは体調不良にもかかわらず、待ち望まれていたこのイベントには彼なりに万全の体調で臨むだろうと述べた。「彼は戻ってくることをとても喜んでいますし、このことについて感激しています。パーキンソン病は進行性の病気です。安定させることはできません。体のさまざまな部分に影響を及ぼし、彼の足にも影響していますが、彼の声はこれまでと変わらず素晴らしいんです」と彼女は明かしている。

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