そう聞けば、コンサル業界の先細りが予想されそうだが、実はまだまだニーズはある。鈴木氏は「現在、DXでの変革を起こすコンサルが業界の中核を担っていますが、中小企業のDX化が本格的に進むのはこれから」と話す。また、友田氏は「後継者問題を抱える中小企業では、事業承継やM&Aのコンサルティングを求める企業が少なくない」という。こうした旬のテーマを満たしたコンサルの需要は今後も高まり続けると予想されるのだ。
もしかしたら今後は、古い知識とスキルで立ち行かなくなった「経営のプロ」たちを救うコンサルも増えるかもしれない……。
(ジャーナリスト・田茂井治)