狩野英孝
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 11年半続いたフジテレビの人気情報番組「ワイドナショー」が3月いっぱいで終了することが発表された。その後継番組として、4月から始まる新番組として発表されたのが、散歩バラエティー「かのサンド」だ。人気お笑いコンビのサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が「終の棲家」を見つけるという“街ブラ”バラエティーで、案内人を務めるのは狩野英孝(42)。

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 多くの冠番組を持つサンドウィッチマンに対して、狩野についてはSNSで「なんで抜擢されたかわからない」という声も上がっている。なぜ日曜朝の新番組に狩野が起用されたのか。

「まず第一に、狩野とサンドウィッチマンは同郷なので、抜群のコンビネーションが期待できます。実は両者はBSフジの『東北魂TV』で10年近くもコントをしてきた間柄で、互いに兄と弟と慕うほどの仲です。狩野さんの予測不能すぎるボケに対してもものすごいスピードで伊達さんがツッコむので、相性はかなりいい。街ブラロケは、先の読めない展開が見せ場なので、奇跡のようなミスを連発する狩野さんは実はものすごく適任なのです。日曜の午前中に“誰も傷つけない笑い”を構築できるという点では、技ありのキャスティングだと思います」(放送作家)

 若い頃はさまざまな女性スキャンダルで世間を騒がせ、離婚も経験した狩野だが、2021年に再婚。その後長女が誕生し、家族優先の生活を送るようになった。現在は私生活も落ち着いており、以前のようなスキャンダルのリスクも低いと判断されたのかもしれない。

「最盛期は本人いわく8股をしていたこともあり、未成年女性との淫行疑惑が浮上した際の記者会見は今でも語り草になっています。報道陣に囲まれた狩野さんは、相手の実年齢に気づいたきっかけを『野生の勘』と語り、記者たちをあぜんとさせつつも笑いに変えることに成功。実はこれ、直前まで南アフリカに行っていてチーターやライオンとの自撮りに挑戦するという過酷なロケをしていたため、うっかり口走ってしまったとか。こういったことをピュアな気持ちで真面目に説明できてしまうのが狩野の強みでしょう。そのピュアさが今、100%家族に向かっていているため、女性関係で足をすくわれる心配はないと思います。今のフジテレビにとって絶対に避けたい不祥事という点では、今回の新番組は図らずも盤石のキャスティングと言えると思います」(同)

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高頻度でミラクルなボケを連発する