スヌープ・ドッグ、米大統領就任式パーティでのパフォーマンスに対する批判に反論「まだ100%黒人だ」
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 今月初めにドナルド・トランプ米大統領就任式関連の【クリプト・ボール】でパフォーマンスを披露した後から世間の反発を受けているスヌープ・ドッグが、先ごろのインスタグラム・ライブでアンチに対して反撃したようだ。

 現地時間2025年1月26日に投稿された映像でスヌープは、車の中でマリファナを吸いながら音楽を聴いており、「今日は日曜日だ、心にはゴスペルがある。憎しみに対して、俺は愛で応えるつもりだ。俺は愛しすぎている」と、批判に反応しているように見える。

 彼はさらに、「自分の人生を正しく歩め、俺の心配はするな。俺は大丈夫だ。俺はしっかりしている。まだ黒人だ。まだ100%黒人だ。成功をつかむまで、または倒れるまで、全力で突き進むだけだ」と続けた。

 米ワシントンD.C.で開催された【クリプト・ボール】には、スヌープだけでなく、リック・ロスやソウルジャ・ボーイも駆けつけた。また、現地時間1月20日に開催された【リバティ・ボール】では、ネリーがパフォーマンスを披露した。

 スヌープはSNSのコメント欄で多くの辛辣な意見を目にしてきた。多くの人々が彼を“裏切り者”と呼んでいる。先週末に『R&B Money Podcast』に参加した彼は、ネガティブな意見への対処法について語った。

 「頂点に立つと、誰であろうと憎悪に対処しなければならなくなる。その憎悪にどう対処するのか? 憎悪で返すのか、それとも愛と成功で返すのか?」と彼は語り、「俺は個人的に、成功と愛で返す。それが、自分に向かってくるあらゆる憎悪やネガティブな感情に対する俺の答えだ。それらに打ち勝つことができる最強の力だからだ」と続けた。

 俳優のマーロン・ウェイアンズも、米ラジオ局101.1の『The Wiz』との最近のインタビューで、デス・ロウの伝説的ラッパーの擁護に回った。「自分はスヌープを知っていますし、彼が常に誠実な人であることも知っています」と彼は述べ、「世間から彼が袋叩きにされることを許すつもりはありません」と庇った。

 スヌープ・ドッグは以前、ドナルド・トランプに対して非常に批判的だったが、2度弾劾された大統領が1期目の任期を終えてホワイトハウスを去る前に、殺人未遂とコカイン密売の容疑で服役していたデス・ロウの共同創設者であるマイケル・“ハリー・O”・ハリスの恩赦を行ったことでその姿勢を変更したようだ。

 スヌープは2021年当時、「大統領と彼のチームは退任間際にも素晴らしい仕事をした。彼らは在任中にも素晴らしい仕事をしたし、退任間際にも素晴らしい仕事をした。彼らのしたことをすごく気に入ったと伝えてほしい」と述べたとされる。

 さらに最近では、スヌープは英サンデー・タイムズのインタビューで、「ドナルド・トランプに対しては愛と尊敬の念しかない」とコメントしていた。

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