pecoさんの中学受験の思い出は”地獄”!?
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 pecoさんの日々の出来事について綴る連載「pecoの子育て&お仕事日記」。pecoさんは人生で一度きりの受験を乗り越えて中高一貫校に進んだ「中学受験」の経験者。受験シーズンまっただ中のいま、イヤでイヤでたまらなかった中学受験勉強を振り返り、息子の進路に望むことは?

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 私が中学受験をしたのは、お兄ちゃんとお姉ちゃんが通っていた学校で、必然的に私もその中高一貫校に進むという感じ。めちゃくちゃ賢いわけでもなく、むちゃくちゃアホなわけでもなく……そんなレベルの学校。

 私のお兄ちゃんはめちゃくちゃ優しいんですけど、のんびりしているので、すぐに人に流されるタイプ。だから、やんちゃな子がいる地元の公立に進学してしまうとダメなんじゃないかと親が心配したんです。

 でも、めっちゃ勉強もできなかったので(笑)、偏差値がそこそこのところで、ほんの少し頑張れば受かるという条件で絞ったら、その学校だった。結果、すごいいい学校だったんで、お兄ちゃんもお姉ちゃんも私も通うことになりました。

算数の塾は地獄や!

 私は、受験のために小学校5年生のときから算数だけ塾に通っていました。国語はもともと得意だったので、一切と言っていいほど受験勉強は何もしていない。ただ、算数も数学もホント嫌い! 本当に算数の塾が嫌いでした。大っ嫌いな算数のためだけに行く塾って、もう地獄やん!(笑)

 私の算数のクラスにいる同級生の子たちは、みんな全教科を塾で勉強していました。難関校に向けて勉強している子たちで受験ガチ勢。私みたいにお兄ちゃん、お姉ちゃんの通っている学校に入れればいいのとはワケが違う!

 そういう子たちが通う塾だから、宿題やっていかなかったりすると「なんで、やってこれへんかったん?」って聞かれて「時間がなかった」と言ったら、「夜は寝てたやんな? 毎日寝る時間はあるやろ? だったら、時間あるやん!」って先生に言われてしまう。たしか、算数の塾は毎週木曜だったと思うけど、木曜は嫌いな日でした。

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お母さんにも「めっちゃいやや」と