現在放送中の連続ドラマ「地獄の果てまで連れていく」主演の佐々木希
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 放送中の連続ドラマ「地獄の果てまで連れていく」(TBS系)で主演を務める俳優でモデルの佐々木希(36)。彼女にとっては、「ユーチューバーに娘はやらん!」(テレビ東京系)以来3年ぶりの主演となるが、ネット上ではその演技力が注目されているようだ。

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 脚本家のイ・ナウォン氏によるオリジナル作品である「地獄の果てまで連れていく」は、ベビーシッター・橘紗智子が、高校時代に自身と父親を殺人犯に仕立て上げ、父親の命をも奪うインフルエンサー兼ピアニスト・花井麗奈(渋谷凪咲)への復讐を誓うストーリー。

 佐々木演じる紗智子は、整形手術で顔を変え、戸籍も変えて麗奈の家に入り込むも、気持ちが弱く復讐に向いていない性格ゆえに、周囲に振り回されてしまう人間らしい一面が特徴的だ。

 初回では、「幸せの絶頂から麗奈を地獄の果てまで連れていく。生き地獄を味わわせてあげるから」と怒りに満ちた主人公を演じていた佐々木。この役作りについて、テレビ誌の編集者が話す。

「2023年4月に第2子を出産したこともあり、久々の主演作となる佐々木さんですが、紗智子を演じる際は、今まで生きてきた中で、自分が嫌な思いをしたときの記憶を思い出すようにしているとか。さらに、ピアノを弾くシーンもあるため、撮影へ向けてピアノの練習もしたそうです。近年、テレビ各局が復讐をテーマにした連ドラを数多く制作していて、特にTVerなどのネット視聴でヒットするケースも少なくない。『地獄の果てまで連れていく』も健闘が期待されます」

 ネット上では、同ドラマのキャスティングについて「佐々木希って、追いつめられた役が妙にハマるんだよなあ」「佐々木希が復讐するベビーシッターを演じるなんて、期待しかない」といった反応や、「佐々木希って急に演技がうまくなったよね」といった声も散見される。

初主演映画では「やりたくない」

 実際、近年の佐々木は、21年に出演した桐谷健太主演舞台「酔いどれ天使」で戦争で片足を負傷した女性を演じて高く評価されたほか、22年放送のフジテレビ系ドラマ「やんごとなき一族」では松下洸平演じる上司に奇行を繰り返す秘書役を演じ、その怪演ぶりに賛辞も多かった。かつての彼女について、前出の編集者が言う。

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かつては大根役者のレッテルも