「わたしの宝物」舞台挨拶および最速上映会で。田中圭にビデオメッセージでいじられ、うれしそうに立ち上がってツッコむ深澤辰哉 撮影=和仁貢介(写真映像部)

 即座に椅子から立ち上がって、モニターに向かって「おーい!」と声を上げる深澤。インタビュアーに「ご存じ……?」と聞かれても首を傾げるばかりの田中の映像に向かって、「ご存じあるよ!」と叫び、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

 さらに「印象ってありますか?」の問いにも、「印象……? あんま印象に残ってない」と真顔を続ける田中に、「やってんなあ!」と深澤。インタビュアーが「ありがとうございます!」とまとめると、田中もついに、「いやいや回収しないで! 辰哉が絶対いまなんかやってるでしょ」と大笑いし、「バレてるわ!」と大爆笑する深澤。一方が映像とは思えないほど息の合った会話を繰り広げた。

 実際の印象については「これね、どこまで言っていいかわかんないですけどね、辰哉はね、意外とね―ーちょっと抜けたとこも実際あるし、天然さもあるんですけど、めちゃくちゃ計算高く、計算してますね」とにやり。

 聞いた瞬間、あっはっはっは!と爆笑し、「嘘ぉ!」と叫んだ深澤だが、ドラマ開始前、本誌の取材で田中への熱い尊敬の念を明かしていただけあって、「いやうれしいですよ、圭くんがあんな、いきなりもういじってくれて」と満面の笑みに。「圭くんはお兄ちゃん、若菜さんはお姉ちゃんみたいな感じです」と、すでに共演者との仲がぐっと縮まっている様子を感じさせた。

「わたしの宝物」より、右から、神崎美羽を演じる松本若菜、冬月稜を演じる深澤辰哉(C)フジテレビ

 和気藹々とした会見とは対象的に、息を呑むような展開で、本日24日に第2話が放送されるドラマ「わたしの宝物」。深澤はオファーを受けた経緯や気持ち、田中圭が松本若菜の夫役と知ったときの「ああ、すごい人が来てしまったなと」いう尊敬の念、また、自身について「いじられキャラでよかった」と語るインタビューを、深澤が表紙を飾る発売中の「AERA」10月28日号でお届けしている。