個人投資家が新NISAで買った日本株、東証ETFのランキング上位30を公開
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 暮れゆく2024年を、AERA dot.の記事で振り返ります。3月は「新NISA1カ月で個人が買った日本株ベスト30・高配当だらけ【生データ入手】」の記事が特に読まれました(※年齢、肩書等は当時のものです)。

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 個人投資家の主戦場・ネット証券5社から上場銘柄×新NISAの生データを入手。1月の1カ月で実際に買われた日本株30銘柄、 東証ETF15本を公開する。
 

 新NISAの主役はインデックス投資信託だが、日本株や東証ETF(上場投資信託)を買う人もいる。2月22日に日経平均株価が終値3万9098円をつけ、史上最高値を更新(その後3月4日に4万円乗せ)したことで、株への関心も高まっている。

 新NISAの1月──つまり開始後1カ月で“実際に”一番買われた銘柄は? 本誌は主要ネット証券5社(SBI証券楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券)の生データを入手した。

 どこも自社だけの買い付け金額は非公開だが、「5社合計なら」という約束で掲載許可を得た。

 1月4~31日に、NISA口座(成長投資枠)で受け渡しが行われた日本株・東証ETFを、それぞれ「買い付け金額」で集計し、多い順にランキング。日本株は買い付け件数も併記した。

 まず、トップ10から。(11~20位、21~30位は次のページに)

2強はJTとNTT

 新NISAの日本株トップはJTでおなじみの日本たばこ産業。228億円、買われた。

 2位は日本電信電話(NTT)で146億円の買い付け。

 3位は三菱UFJフィナンシャル・グループで141億円の買い付け。

 株高で多少利回りが下がっているものの、いずれも高配当の優良株としてド定番である。

 4位以降も一部を除き高配当株だらけ。「日本人は配当が大好きなのだなぁ」と感じる。

 金融ジャーナリストで経済番組キャスターの岡村友哉さんは、株式市場を20年以上見続けてきた。新NISAで買われた日本株を見て、こう語る。

「旧NISAで値上がり益より配当志向で人気だった銘柄が新NISAでも多く買われています。

 三菱HCキャピタル、LIXIL、イオン、イオンモールなどはNISAでよく買われる銘柄の代表格です」

 リース系の三菱HCキャピタルは配当利回り3.56%(2月21日現在/以下同)、2023年時点で24年連続増配。

 住宅設備大手のLIXILは同4.59%、同25年間、配当が同額または増配を続けている。

 イオンとイオンモールは配当より、イオンでの買い物がお得になる株主優待狙いと思われる。

「新NISAの買いが日本株に与えた影響は微々たるもの」と、岡村友哉さん(金融ジャーナリスト、経済キャスター/写真・本人提供)
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