独立会見での中居正広もひとりで乗り切りお見事だった(撮影/今村拓馬)
独立会見での中居正広もひとりで乗り切りお見事だった(撮影/今村拓馬)
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 年末恒例『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2024』(フジテレビ系・午後7時)が5日夜に放送される。「ドジャース祝世界一&横浜祝下克上!快挙にもほどがあるSP」と題して、甲子園球場の開場100周年を祝した歴代好珍プレーや、大谷選手の史上初の50-50&両リーグMVP達成の瞬間など2024年ならではの名場面を一挙大公開。MCを務める中居正広の過去の人気記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年2月3日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。

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 ダウンタウンの松本人志が芸能活動を休止したことで、テレビの世界には大きな穴が空いた。松本がレギュラー出演していた番組のスタッフは、その穴を埋めるべく対応に追われている。

 松本が抜けた後の収録でも、何事もなかったかのように進んでいく番組も多かったが、1月28日放送の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)だけは違った。

『まつもtoなかい』は、松本と中居正広の2人がホスト役としてゲストを迎えるトーク番組である。2人だけでやっているトーク番組で1人が抜けるというのは、どう考えても厳しい状況だ。トークが主体の番組ということもあり、その話題に触れないわけにはいかない。そんな中で、1人でスタジオに登場した中居の立ちふるまいは見事なものだった。

独り言をつぶやく中居正広

 スタジオセットの扉を開けて笑顔で現れた中居は、少し歩いてから扉の方に戻り、独り言のように「そうか、閉めなきゃいけないんだ」とつぶやいて、扉を閉めた。松本と2人で登場するときとは段取りが変わっている、ということをさり気なく示してみせた。

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