最大の魅力は194cmの長身と長いリーチを生かした150キロを超えるストレートだ。プロ入り後着実にスピードアップしており、指にかかった時のボールは目を見張る勢いがある。コントロールには少し課題が残るものの、鋭く落ちるフォークも決め球としては十分なボールだ。昨年は同学年で育成ドラフト出身の福島蓮、柳川大晟の2人が一軍で活躍を見せただけに、ドラフト1位で入団した立場としても、来年は意地を見せてもらいたいところだ。(文・西尾典文)
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。