36歳という年齢による体力や技術の衰えとともにメンタル面の低下も指摘される。「200勝を達成すれば余計な重圧がなくなり、野球への情熱がより高まる可能性もある」(楽天OB)という声もある。どのような形であれ田中自身がフレッシュな状況でマウンドに立つことが重要なのは間違いない。

「後悔なく全うしたいですし、その先のことは神様が決めることだと思う」と中田は口にする。数々の修羅場を経験してきた田中も同様の思いを持っていることは予想できる。

 両球団ともに伸び盛りの若手が出始めているが知名度は2人に及ばない。何かと文句を言うファンが多いのも確かだが、それは期待の裏返しなのは間違いない。「ろうそくが最後に燃え上がる」ではないが、このままフェードアウトするのではなく、キャリアの終盤にまた一花咲かせて欲しい思う。

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