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14日(木)にかけては晴れる所が多くなります。晴れる日は朝晩と昼間の気温差が大きくなるため、体調管理に注意が必要です。先日、記録的な大雨になった沖縄と奄美ではこの先も雨の降る日が多く、雨量が再び多くなる恐れもあります。最新の気象情報にご注意ください。

14日(木)にかけて 晴れる所が多い 朝晩と昼間の寒暖差注意

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14日(木)にかけては高気圧に覆われて、九州から東北は穏やかに晴れそうです。

最高気温は、九州から関東甲信にかけて20度を超える日が多いでしょう。九州では25℃くらい、近畿や東海でも25℃近くまで上がる所もありそうです。日中は薄着で過ごせるくらいです。

穏やかに晴れる日は、夜から朝にかけて放射冷却が強まり、グッと冷えます。明日の朝の最低気温は今朝(この時期としては高かった)と比べると低くなる所がほとんどで、本州の内陸でも5℃を下回る所もありそうです。

朝晩と昼間の気温差が大きくなります。日が沈む時間も早くなってきていますので、服装で上手に調節をしてください(明日の東京都心の日の入り時間は午後4時36分)。

放射冷却とは

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この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まるため、気温がグンと下がります。

「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。

例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。

放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。

15日(金)は全国的に雨 17日(日)は西高東低の気圧配置へ

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15日(金)~16日(土)は、本州付近を前線や低気圧が通過するため、雨の降る所が多いでしょう。太平洋側を中心に雨脚が強まることもありそうです。

17日(日)は次第に西高東低の冬型の気圧配置に変わり、18日(月)には「平地で雪が降る目安の強い寒気」が東北付近まで流れ込む見込みです。
北海道では雪に変わる所が多く、降雪が一時的に強まることもありそうです。東北でも雪の降る所があるでしょう。シーズン初めの雪になりますので、雪に慣れている方でも運転は冬装備でお願いします。

太平洋側は日差しが戻りますが、北よりの風が冷たく感じられそうです。

沖縄・奄美 この先も雨の降る日が多い 雨量が多くなる恐れ

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沖縄・奄美では暖かく湿った空気の影響で、雨の降る日が多いでしょう。暖かく湿った空気の流れ込みの程度によっては、雨量が再び多くなるおそれがあります。

先日、記録的な大雨になった所では、これまでの⾬で⼟砂災害が発⽣しやすい状況となっていますので、最新の気象情報をこまめに確認するようにしてください。